特撮「綿いっぱいの愛を!」レビュー
特撮の6thアルバム「綿いっぱいの愛を!」(2005/06/29)のレビュー
1.地獄があふれて僕らが歩く☆☆☆
カッコイイし「吠えづら今にかくなよ」とかオーケンらしさのある曲だな〜と思うんだけど、オーケンと殺人鬼とかサイコパスに対する解釈があんまり合わないんだよな。
2.綿いっぱいの愛を!☆☆☆☆
純粋にいい曲だな、と思う。めちゃめちゃレアなエロい歌詞も良い。
この曲はとにかくピアノのメロディラインが好きだな。
3.僕らのロマン飛行☆☆☆★(3.5)
かなり珍しい気がする打ち込み感満載の曲。
ウインカーのどの曲よりドライブに向いてそう。ヤマもオチもないこういう低空飛行な曲は結構好きだなあと思いながら文字打ってたら終盤めっちゃ勢い増してきて笑う。どうすりゃいいんだ。(曲展開忘れてた)
4.ダンシングベイビーズ☆☆
音が薄い気がする。まあ意図してるだろうけど。ボースカ声は可愛いね。
踊ろうぜダンシンベイビーズ!の所は好き。
5.死人の海をただよう☆☆☆
割と好き。でも作詞があんま心に引っかからないのはこの時のオーケンの趣味とズレがあるんだろうな。間奏の後ろのギターが地味にUK感満載。
ナンパしておいて勉強しなよって説教するの、最低ジジイ過ぎて笑う。サビでX JAPANと郷ひろみのこと歌うの面白いな。という意外性もあり曲調もオーケンののほほん声に合ってて良い。
7.回転人生テクレ君☆☆
最初のボースカの「アレ!?」がピークな気がする。なんか曲展開とか「ちょっと待ってくれ」とかどっかで聞いたような感じ。なんかの歌謡曲か?めちゃめちゃ既視感
8.デス市長伝説(当選編!)☆☆☆
9.さらばマトリョーシカ☆★(1.5)
イントロが良い。サビも嫌いじゃない。
これ誰の声だろう。
10.世界中のロックバンドが今夜も… ☆☆
「世界中で今日もまたバンドは歌う今夜はひとつと」って歌詞が良いなと思った。
ひとつがひとつじゃない。
11.オーケン刑事(bonus track)☆☆☆
昔の刑事コントみたいだな。でも音が絶妙に「それ感」あるのが良いな。みんな死んでいく時のセリフが何となく筋少の「221B戦記」を思い出す。最後の会話はかなり好きです。
総括☆☆★(2.5)
次の「パナギア〜」に繋がる予感も感じるアルバムだと思うけどやっぱりほかのアルバムに比べるとちょっと落ちるかなぁという気はする。個人的にはこんだけこのアルバムが評価低いの、やっぱオーケンがオーケンをかなり自覚的にやっているところに対する違和感、拒否感みたいなものが大きい気がする。
オーケン、自分のパブリックイメージ的「オーケン」はかなり一般的なサイコ的な歌詞を書く人だと思っていないか?実際はもう少し複雑だろ、と思うんだよな……