特撮 「オムライザー」 レビュー
特撮4枚目のアルバムにして徳間をやめて初のアルバムである「オムライザー」(2003/12/17)のレビュー。
聴き込んでるかと言われると好みの問題でほぼ聴けていないので前3作より比較的短くなると思う。
1.オム・ライズ☆☆☆
ライブで盛り上がりそうな良い曲で、個人的には「恋をしたんだ(キュッキュッキュ)」の部分が好き。
この曲でも顕著だが、オムライザー以降のオーケンはわりとがなるような歌い方にシフトチェンジしており、これがあまり好みではないのが4〜6thアルバムの評価が低い理由の一つになっている。
2.水天宮と多摩センター☆☆☆
歌詞を見ても何言ってんのか絶妙によくわかんないのだけど割と好き。地味に間奏のピアノ&ベースがカッコ良い曲だと思う。
3.流星☆☆
サビが割と良い。本当に書くことが思い浮かばない。
4.Sweets ☆☆☆
オーケンっぽくないようなこれ以上無いくらいオーケンっぽいような。不思議な聴き味。
特撮と言うよりオーケンソロのテイストに近い感覚だな、と思って調べるとプログレカフェのアルバムでも歌っている。プログレカフェは2009年なので多分特撮で書いた曲をセルフカバーしているのかな。オーケンの気に入る曲、結構わかりやすい。
5.子供じゃないんだ赤ちゃんなんだ☆☆
めちゃめちゃ馬鹿。逆ギレソング。
この位で生きた方が楽だろうな。
6.プログレ・エディ☆☆☆☆
エディのピアノとオーケンの歌い方が妙にマッチしてて良い。NARASAKIのコーラスも妙に合ってて、この時期の特撮のユルさの波長が絶妙に噛み合った曲だなと思う。あとオーケンの声に大槻モヨコ感がある。
7.ルーズ・ザ・ウェイ☆☆☆☆☆
「寒いふりをしてる 本当はヌクヌクの体」、自分もそんなふうに振舞ったことがあるような気がする。「いい方へ転がれ」って歌詞が好きで、なんて救いのある言葉だろうと思う。
天秤等の言葉でも分かるように、かなり他人(天の采配)任せというか、自分から何か行動をする、というような歌ではないのだけど、それでもオーケンなりの明日への希望の歌だよな。
8.友よ☆☆★
特撮、意外と「ふふー!」みたいな掛け声多くて可愛いバンドだね。
NARASAKIのボイスの可愛さもなんなんだろうな……
9.オム・ライズ(Tokyo girl mix)☆
違いがそんなにないしなぜTokyo girl?
総括☆☆☆
ルーズザウェイは勿論として、プログレエディとかオムライズとか意外と粒揃いだけど、アルバム単位として見るとうーん、という感じか。ルーズザウェイで終わったら評価変わりそうだからルーズザウェイほんと怖い曲だ。